アラビア湾やオマーン湾にすむ、黒い羽の海鳥です。海中に潜って食べ物を探します。
ふだんは全身が黒く見え、繁殖期には紫色の光沢が強まります。
ペルシャウはアラビア半島沿岸で繁殖する海鳥です。アラブ首長国連邦のシニヤ島で、2012年と2013年の繁殖期に20羽へGPSと水深・水温の記録器を取り付け、海上での動きを追いました。記録器は2〜5日後に回収され、鳥の位置と潜水を重ねて、群れで採食する様子を調べています。
複数の個体は同じ時間帯に重なる海域を使い、採食場所も広く重なっていました。論文は、海上の採食群が最大44,500羽、繁殖群のおよそ半分に達した記録も紹介しています。潜水の記録では、採食中に最大72%の鳥が獲物に触れうる水中にいたと推定されました。魚群を追う大きな群れの動きが、餌を見つける過程に関わっています。計測は二つの繁殖期に行われました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
シニヤ島の調査では、採食群の位置が重なり、同じ時間帯に同じ海域を利用していました。著者らは、大群が餌場の発見や情報共有を助けると説明し、個体数の減少が採食の成功に影響しうると指摘しています。論文は、繁殖地の沿岸環境が人間の開発圧力を受けていることも記しています。