クロホロホロチョウは西・中央アフリカの森林に暮らす地上性の鳥です。黒い羽と赤い裸出した頭部が特徴で、少数の群れで行動します。
成鳥は全身の羽が黒く、頭と首の上部には赤い裸出部があります。
クロホロホロチョウは、アフリカの熱帯林で地面を使って暮らす鳥です。カメルーンのジャー動物保護区にも生息し、同じ森には、ゾウ、類人猿、さまざまな小型のレイヨウが暮らしています。大型の哺乳類を調べるために森へ置かれたカメラは、この鳥の姿も記録しました。
二〇一六〜二〇二〇年の調査では、保護区の各地に八つの調査区が設けられ、計三百五か所で自動撮影が行われました。すべての機材が動いた日数を合わせると、二万八千二百七十七日になります。木々に覆われた広い森で、地面を通る動物の記録を積み重ねた調査です。
カメラが捉えた地上性の鳥は六種でした。その中でクロホロホロチョウは、保護区全体に分布する鳥として報告されています。同じく広く記録された鳥には、カンムリホロホロチョウの仲間やシャコ、クイナの仲間もいました。哺乳類と同じ地面を使う鳥たちが、森の各地に暮らしていることを、写真の記録が示しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ジャー動物保護区の2023年報告は、ホロホロチョウ類が食用に狩られており、その利用が持続できない可能性を指摘しています。地域の保全では、森を残すことに加え、食用の捕獲が野生の鳥に及ぼす影響を調べることが大切です。各地で得られたカメラの記録は、今後の分布の変化を確かめる基礎になります。