西アフリカの上ギニア森林にすむホロホロチョウ科の鳥です。タイ国立公園の調査では、林床を歩いて落ち葉をかき分け、主に無脊椎動物を探していました。
白い胸を持つホロホロチョウです。
ムナジロホロホロチョウは、西アフリカの森で群れをつくる鳥です。地面の落ち葉を探りながら、ゆっくり歩いて餌を探します。小さな声を交わして移動する群れの暮らしは、コートジボワールのタイ国立公園で、長い時間をかけて追跡されました。
一九八九年二月〜一九九一年二月の研究では、鳥に出会った記録が百十八回、直接見ていた時間は計百二十時間に達しました。鳥は片足ずつ二、三回落ち葉をかき、地面をのぞき込んで、見つけた餌をついばみます。餌が多い場所を見つけた一羽が興奮した声を出すと、仲間が少し走って集まる様子も記されています。
昼を地面で過ごす群れも、夜には木へ上がります。観察されたねぐらは高さ六〜十五メートルほどの細い木々で、多くの場合、一羽ずつ別の木にとまっていました。群れ全体は三十メートル四方ほどに広がります。昼には落ち葉の中を歩き、夜には細い枝へ飛び上がる、森の高さを使い分けた生活です。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
2021年のIUCN世界評価は危急(VU)で、数は減少傾向とされています。農地開発や伐採による森林の減少と、密猟が主な脅威です。残る森林を実際に守る管理、密猟の削減、地域の人々が参加する保全が求められています。リベリアやガーナでは、数や重要な生息地を確かめる調査も提案されています。