長い脚と曲がったくちばしを持つ、カリブ海などのフラミンゴです。
羽はピンク色で、翼の先寄りには黒い羽があります。ひなは白い綿毛で生まれ、成長してからピンク色になります。
ベニイロフラミンゴは、浅い塩湖や入り江などで、くちばしを水へ入れて小さな餌をこし取ります。ヒナを育てるときには、親が消化管から出す栄養の多い液体を与えます。フラミンゴミルクと呼ばれるこの食べ物は、オスとメスの両方が作り、口からヒナへ渡します。親の体が、幼い鳥の食事を用意する場所になります。
メキシコのユカタン半島では、1999年と2000年に、野生の生後六〜七週のヒナ十四羽から、この液体の試料が集められました。2001年の報告では、たんぱく質や脂肪、色素などが調べられています。ヒナが受け取る食事の中身を、野生の子育ての場で確かめた記録です。
ヒナは成長すると巣を離れ、ほかのヒナと集まって過ごします。数羽のおとなが見守るこの集まりでも、餌を与えるのはそれぞれの親です。多くのヒナが一緒に暮らす場所へ、親が食事を届けます。群れの子育てには、巣のある場所と、親が餌を得られる水辺の両方がつながっています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
生息地の減少や人による妨害が脅威です。繁殖する群れの保護が行われてきました。キューバのリオ・マキシモ保護区では、水位や塩分を管理し、巣の卵が水につかる被害を防ぐ取組が報告されています。