アルプスの高い草地や、岩の斜面で暮らすヤギの仲間です。
オスにもメスにも、生え替わらない角があります。オスは体が大きく、角もメスより長く太くなります。
アルプスアイベックスの季節移動は、群れ全体が一斉に山を越える旅ではありません。Chauveauらは、オーストリア、フランス、イタリア、スイスの15集団で、GPSを付けた425頭の記録を分析しました。季節軌跡1,068件のうち337件が移動と判定され、移動とされた割合は集団平均45%でした。割合は集団ごとに異なり、十分な記録のある集団では13%から75%まで開きがありました。
移動する個体が進む地形上の距離は平均12キロで、最長は62キロでした。移動中は標高差の大きい経路を避け、南向きで雪の少ない斜面や、外敵の危険を避ける場所になる急斜面の近くを選ぶ傾向がありました。秋には、雪が早く積もる場所を避ける動きも見られました。研究では、食べ物、安全、移動に使う力の兼ね合いが、ルートの選び方に関わるとまとめています。
IUCN Red List · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(Capra ibex)
IUCNが2024年に公表した世界評価では、アルプスアイベックスは低懸念(LC)とされています。