北東アフリカとアラビア半島の乾いた岩山にすむヤギの仲間です。日中に斜面を移動して、草や葉を食べます。
体は砂色で、腹は白く、脚には黒白の模様があります。オスの角は長く後ろへ反り、年を重ねたオスには濃いひげが生えます。
オマーンの山地では、ヌビアアイベックスの群れが中央部と南部に分かれて暮らします。2021年の研究は、ミトコンドリアDNAを比べ、南部の遺伝的多様性が中央部より高く、二地域の間では遺伝子の行き来が限られると示しました。別々の場所で続いてきた群れの歩みが、数字に表れています。
同じ研究で、オマーンの野生個体と飼育個体は系統樹上で別のまとまりになりました。著者らは飼育個体がオマーンの野生群に由来する可能性は低いとし、野生群を独立した管理単位として扱う必要を指摘しました。全域の関係を確かめるには、核DNAを加えた比較も必要だと述べています。採取地には中央部のアル・ウスタ保護区と、南部のシャリム、ドファールが含まれました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オマーンのヌビアアイベックスは、中央部と南部の山地に分かれて暮らしています。ミトコンドリアDNAを比べた研究では、南部の遺伝的多様性が中央部より高く、二地域の間の遺伝子の行き来は限られていました。場所によって群れの歩みが異なることが、数字に表れています。