オスの繁殖羽は橙色の頭と赤いくちばしが目立ち、メスは褐色です。水に潜って水草や藻類を食べるカモです。
オスの繁殖羽は橙色の頭、赤みのあるくちばし、黒い胸、淡いわき腹をもちます。メスは褐色で顔が淡く、オスの非繁殖羽もメスに似ます。
2023年3月13日、オーストリアのリンツにある小さな湖で、アカハシハジロのつがいが水草を食べていました。約40羽の群れでは、すでにつがいになったように見える鳥が何組かいました。その群れから離れた一組では、オスが何度も潜り、シャジクモの仲間を水面へ持ち上げていました。大きな束を運び上げることもありました。
オスが潜水から戻るたびに、メスはすぐそばへ来て、持ち上げられた水草の少なくとも半分を食べました。約1時間の観察中に、オスは数十回も潜った一方、メスは一度も潜りませんでした。食べ物を水面へ運ぶオスと、それを水面で食べるメスという、二羽で異なる採食の様子が記録されています。この湖で水草を取るアカハシハジロは、冬の最も寒い時期には姿を見せず、この観察は3月の出来事でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州の保全資料は、肥料や汚れた排水が湖へ流れ込み、餌になるシャジクモの仲間が育つ水辺の環境が悪くなることを課題に挙げています。浅く草の多い岸辺やヨシ原を残すこと、湖の周りに草地などを設けて汚れの流入を減らすことが保全策に含まれます。4〜7月の繁殖場所や、休息・採食場所で、釣りや水上スポーツなどによる鳥への妨げを減らすことも目標です。