黒褐色の毛と赤茶色の額の毛束が目立ち、警戒時には白い尾裏を見せ、深くほえるような声を出すシカです。
毛は黒から濃い茶色で、目の上から額にかけて厚く長い赤茶色の毛束があります。長い尾の裏側と内股には白い毛が続きます。
中国安徽省の黄山にある九龍峰自然保護区では、2022年3月から2023年3月まで、32台の赤外線カメラを7,964カメラ日稼働させました。独立した撮影記録は7,625件にのぼり、中・大型哺乳類15種が確認されました。記録時刻と標高から、7種の保全対象哺乳類の活動時間と季節ごとの標高移動も調べ、マエガミホエジカもその一種でした。
マエガミホエジカは318件撮影され、相対撮影指数は3.99でした。昼行性で朝夕に活動が高まり、春から秋は似たリズムでしたが、冬は18時ごろに一つの活動の山が見られました。記録は一年を通して中標高域に多く、この標高帯の密な下層植生が餌や人の影響を避ける場所を提供する可能性を論文は挙げています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
一年を通じて中標高域で記録されたマエガミホエジカは、密な下層植生を利用している可能性があります。論文は、下層植生が餌と人の影響からの隠れ場所を提供する点を挙げています。