ジャワヤマネコは、東南アジアの島々にすむ小型のヤマネコです。黄褐色の毛に小さな黒斑があり、夜に地上でネズミなどを狩ります。
黄みがかった橙色の毛に、小さめから中くらいの黒い斑点があります。腹側は白く、まばらな黒斑が見られます。
ジャワヤマネコは、ボルネオ島やスマトラ島などにすむ小型のヤマネコです。夜に獲物を探し、昼間は地面を覆う濃い茂みの中で休むことがあります。
二〇二一年に公表されたボルネオ島中部の研究では、アブラヤシ農園の十一匹に発信器を付け、二〇一四年七月から二〇一八年三月まで追跡しました。調査員は夜だけでなく昼にも居場所を確かめました。昼の休息場所は、切ったヤシの葉が列状に積まれ、シダなどが茂った場所でした。
作業員が近くで果実を集め、積んだ葉の上へ新しい葉を置いても、中にいるヤマネコが動かずに休んでいた例があります。こうした茂みでは、二〜四匹の子どもを連れたメスも何度か観察されました。研究者らは、葉の山を覆う下草が、昼の休息や子どもの隠れ場所をつくっていると考えています。人の目には作業の残り物に見える葉の列が、この農園では小さなヤマネコの暮らしを支える場所になっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スマトラ島リアウ州の農園で二〇一九年に公表された実験は、下草の管理方法がこの種の場所の利用に影響することを示しました。二〇一三年と、処理後の二〇一五〜二〇一六年を比べると、除草剤を使わず下草を残した区画では撮影回数が維持され、通常管理や下草を全面除去した区画では減りました。著者らは、下草への散布や刈り取りをできるだけ減らす管理を提案しています。