野生のノバリケンは、熱帯アメリカの森林や水辺に暮らす大型のカモです。木の穴を休み場所や巣に使います。
野生型は光沢のある暗色の体に、翼の白い斑が目立ちます。
フロリダ州タンパでは、飼育由来のノバリケンが住宅地や郊外の池で暮らしています。研究者は自由に暮らす群れの行動を642回記録し、水辺と陸上の環境の使い方を調べました。
記録の42%は草地、18%は木のある場所でした。池の水面は12%で水浴びや採食に、岸辺は13%で夜の休息や日中の活動に使われました。低木地は8%、市街地は7%で、主に休息に使われていました。採食では水面をすくう、地面をついばむ、草を食べるなどの行動が記録され、人から餌を受け取ることもありました。野生のノバリケンは森林のある川辺にすみ、木のうろに巣を作ります。タンパの導入個体は、こうした野生個体とは異なる環境や営巣場所を利用していました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タンパ周辺で調べられた群れは、飼育由来で人の活動がある環境に適応していました。著者らによると、野生のノバリケンが森林の川沿いで木の穴に巣を作るのに対し、この群れは利用場所や巣づくりが異なっていました。