カフカスツールは、東コーカサスの険しい山地にすむ野生のヤギです。オスの大きな角は後方へ曲がり、草や低木の葉を食べます。
オスの角は太く、後方へ大きく湾曲します。険しい斜面を移動できる、がっしりした体つきです。
2025年の研究では、野生のヤギ属52頭と家畜10頭を調べ、11か所の核遺伝子の配列を比較しました。カフカスツールはロシア、アゼルバイジャン、ジョージアの標本を含む比較対象の一種です。複数地域の個体を並べることで、近縁の種どうしの関係を検討しました。
解析ではカフカスツールと近縁種のCapra caucasicaが近い関係にあり、ロシアのカフカスツール1個体は同種の他の標本と異なる位置を示しました。野生ヤギの系統関係には地域差や標本間の違いが重なります。広域の遺伝情報の比較で、山地に分かれて暮らす個体群の関係を調べました。標本の地域情報と配列を合わせ、分布域をまたいだ野生個体どうしの関係を記録しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2025年の系統研究は、野生のヤギ属52頭と家畜10頭について11か所の核DNA領域を比較しました。カフカスツールはロシア、アゼルバイジャン、ジョージアの標本を含み、近縁種のCapra caucasicaと近い関係を示しました。一方、ロシアの1個体は同種の他の標本と異なる位置にありました。複数地域の標本を比べる遺伝資料は、分類や山地集団のつながりを評価する際の基礎になります。系統樹では両種の標本が同じ近縁群に入り、それぞれが単独の枝にまとまらない解析結果もありました。研究は9種、21か国の標本を含むヤギ属を比較し、採取地と配列を組み合わせた系統記録を提示しました。これらの情報が山地に広がるヤギ属の分類評価を支えます。