北米の大草原にすむ小型のキツネです。口元の黒い斑点と、尾の黒い先端が目印です。
体は小さく、口の両脇に黒い斑点があり、尾の先端が黒い。
カンザス州西部のスウィフトギツネ調査では、2018〜2020年に計381か所のカメラ地点が使われました。各年の調査を足すと1,096件となり、キツネは71件の調査で撮影され、写真は341枚。記録地点の分布をモデル化する際は、カメラの誘引剤が弱まることや画角の乱れなど、撮影側の違いも検出率に関係していました。
出現確率は、在来草地やローム質(細かい土)の台地が多い場所で高く、CRP(米国の農地保全計画)への登録地や土地被覆のばらつきが多い場所では低い傾向でした。研究者はその地図を、半径1kmで在来草地が62%以上ある場所、生存率の情報、平均15kmの分散距離と重ね、離れた草地を外しました。写真の点が、移動できる環境のつながりを考える地図へ変わっていきます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カンザス州西部のモデルでは、スウィフトギツネの優先候補地として在来草地約237万ha、より優先度の高い区分として約8.4万haが示されました。どちらの区分も候補地の98%が民有地でした。論文は、土地を所有者の手元に残しつつ転換を防ぐ保全契約や、参加型の支援策を連携の方法として挙げています。結果は2018〜2020年の調査と既報の生存・分散情報を組み合わせた地域モデルです。