クビワキンクロは浅い水辺にも現れる潜水ガモです。北米北部で繁殖し、移動や越冬の時期は湖沼や湿地を利用します。
オスは黒・灰色・白が目立ち、メスは茶色で顔に淡い模様があります。頭頂が高く、嘴の白い輪が目印です。首の赤褐色の輪は遠くから見えにくい特徴です。
米国南東部のジョージア州とフロリダ州で冬を過ごすクビワキンクロのメス25羽に発信器を付け、春の渡りを追いました。2017~2019年に衛星で位置を記録し、カナダなどの繁殖地までの経路、途中の休息地、到着時期を調べました。
平均約3,410kmを61日かけて移動し、途中で3か所ほど立ち寄って各所に約13.5日過ごしました。多くは北西へ進み、ミシシッピ川の渡り経路を通ってカナダへ向かいました。調査期間中にプレーリー・ポットホール地域を通り抜けた10羽は、さらに北で繁殖しました。24羽は東部の調査範囲外で繁殖しました。出発日は平均3月17日で、2月24日から4月5日まででした。繁殖地への到着日は4月17日から6月27日まで幅がありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
渡りの途中に通過する鳥を繁殖個体と重ねて数えないよう、調査範囲と時期を見直すことが提案されています。