暗い体色と細長い体を持ち、暖かい海で魚やイカを捕らえるクジラの仲間です。
頭には目立つくちばしがなく、胸びれの前縁にはふくらみがあります。
ハワイ諸島のオキゴンドウでは、潜る深さに大きな幅があります。Kratofilらは1999〜2025年の記録から、時間深度記録器五件と衛星タグ十六件のデータを調べました。多くの時間は水面近くで過ごし、表層の海でも頻繁に潜りますが、海底近くまで下りる型や水深千メートルを超える型があり、最深記録は一四二四メートルでした。
潜水の深さは海流や混合層の深さ、月の満ち欠け、体の大きさなどとも関連し、個体ごとの差も大きく表れました。海の状態に合わせて使う深さを変える姿が浮かびます。とはいえ、深い潜水だけから、その時に何を食べたかまではわかりません。計測方法も対象集団も異なるため、一つの最高値を種全体の典型として読むより、複数の記録が示した行動の幅に注目したい研究です。
IUCNレッドリスト · 準絶滅危惧(Near Threatened, NT) · 世界全体(種レベル)
IUCNの2018年世界評価では、オキゴンドウは準絶滅危惧(NT)です。評価日は2018年7月23日で、世界全体の個体数推移は不明とされました。同じ評価には、ハワイ諸島の沿岸集団で二世代に満たない期間に五割を超える減少を示す証拠が記されています。これは一つの地域集団についての結果で、世界全体の推移とは別の情報です。広い分布と地域ごとの状況は、評価の中で分けて記述されています。