ケープハシビロガモは、南部アフリカの浅い湿地を中心に暮らすカモです。オスとメスで羽色や目・脚の色が異なります。
オスはメスより羽色が鮮やかで、くちばし・目・脚の色にも違いがあります。繁殖期のオスは目が濃い黄色になり、脚と足は橙色になります。
南アフリカ西ケープ州のワイルダネス湖沼群では、1992〜2019年に水鳥を夏と冬の年2回数えました。ケープハシビロガモは調査対象となった草食性・雑食性の水鳥の一種で、湖沼群全体では冬より夏に多く記録されました。
同じ長期記録では、ケープハシビロガモの数が夏と冬のどちらの調査でも有意に減りました。2000年代から2010年代にかけてはスワートフレイ系でも数が大きく下がりました。季節ごとの多さと、数十年にわたる変化が同じ調査で記録されました。
調査では、風の弱い日にボートから湖岸沿いの決まった航路を進み、水面や岸近くの水鳥を数えました。観察者はできるだけ同じ人が参加し、長い期間の記録を比べやすくしました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ワイルダネス湖沼群の1992〜2019年調査では、ケープハシビロガモが夏・冬の両方で有意に減少しました。複数の水域でも同じ方向の減少が記録されています。