浅い水辺で魚を捕る、白いサギです。黒いくちばしと脚、黄色い足先が見分ける手がかりになります。
体は白く、くちばしと脚は黒い色です。足先の黄色が目立ちます。
香港のコサギは、干潟やマングローブだけでなく、人が魚を育てる池も使います。多くの個体が養魚池によく立ち寄る一方、水路を好んで使う個体もいました。同じ地域に暮らすコサギでも、水辺の使い方には一羽ごとの違いがあります。
2020年の研究では、香港のディープ・ベイ奥部で九羽に位置記録装置を付け、2018年1月末から2019年3月までのデータを調べました。得られた位置情報は1万8839点です。養魚池で記録された割合は、個体ごとの平均で約59パーセントでした。池の面積の割合も考慮した分析では、養魚池を選ぶ傾向が示されました。秋、冬、春を比べると、冬には行動範囲や移動距離が大きく、池への出現も多くなりました。ある個体は夏になると、池中心の利用からマングローブへ切り替えました。別の個体は季節を通じて水路をよく使いました。魚を育てる池と自然の水辺が隣り合う場所で、鳥たちは季節や個体に応じて居場所を変えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
香港のディープ・ベイでは、湿地に対する開発圧力が保全上の課題です。2020年の追跡研究は、コサギがよく利用した商業用養魚池の保全を重視しています。池以外にもマングローブや干潟、水路などが使われ、研究者は養魚池だけでなく、マングローブ、干潟、水路、潮を利用したエビ池が共存する環境を残すことを提言しました。季節や個体によって異なる採食・繁殖の場所を確保するための、地域に即した提案です。