シロハラサギは、長い首と脚をもつ大型の水辺の鳥です。ブータンでは三つの大きな河川流域の温帯林と混交広葉樹林に分布します。
体は暗い灰色で、のど、腹、尾の下側は白く、首や胸の羽にも白い筋があります。繁殖期には羽色が明るい灰色になります。
ブータンでは、2003年から2022年までシロハラサギの個体数、巣、ひなの数、死亡の記録が集められました。毎年の個体数調査は繁殖期の初めに連続五日間行われ、平均七十人の調査員が川沿いを調べました。巣は繁殖期を通じて確認し、死亡記録は年間を通して集めています。
長期記録では、巣立った若鳥が次の年まで生き残る割合が低く、若鳥の生存が個体群の将来に関わっていました。研究者は巣や死亡の記録から、繁殖後の生存も分析しました。モデルの計算には、成鳥数、巣、若鳥の生存記録が使われています。
個体群モデルでは、飼育下で育てた鳥を毎年五羽放し、若鳥の生存率を二割高めた条件で、三十年後に個体数が増える可能性は99%と推定されました。研究者は放鳥数と生存率を変えた複数の条件を比較し、繁殖地の記録を将来予測に用いました。管理策の効果も比べました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究の個体群モデルでは、飼育下で育てた鳥を年五羽放し、若鳥の生存率を二割高める組合せで、三十年後に個体数が増える可能性が99%と計算されました。