首や肩の赤みのある毛が目印です。林に隠れて休み、その近くの開けた場所で草を食べます。
首の後ろと肩は赤みがあり、ほかの部分は灰褐色、胸と腹は白っぽい色です。
アカクビワラビーは、食べ物のそばにある糞のにおいによって、食べ方を変えます。同じ種の糞と、同じ場所で草を食べるカンガルーの糞でも、反応が違います。鼻で確かめてから、食べ始める場所を選びます。
二〇一五年に発表された研究では、オーストラリアのグランピアンズ国立公園で、二〇一二年と一三年の秋冬に野生のワラビーを調べました。十九頭による四十六回の比較では、トウモロコシに同種の糞を混ぜた皿と、ハイイロカンガルー類の糞を混ぜた皿を並べました。両方を嗅いだワラビーは、カンガルーの糞を混ぜた方から、平均で約五倍の量を食べました。
別の実験では、二十一頭が計九十七回参加しました。ワラビーやカンガルーの肉を食べた犬の糞を餌の周りに置くと、羊やウサギなどを食べた犬の糞の場合より、近づくまでに時間がかかり、周りを警戒する回数が増えました。食べた量も減り、同じ犬の糞でも、元になった食べ物に応じて行動を変えていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タスマニア州の二〇二五年更新の管理案内では、アカクビワラビーは数が多く、農作物や牧草への食害が土地所有者との問題になるとされています。干ばつで自然の餌が乏しくなると、畑や牧草地へ入りやすくなります。州は、作付け前の場所選びや、長く作物を守る必要がある場所での柵の検討を案内しています。