草地や林で身を隠しながら暮らす、小型のレイヨウです。
毛色や体格、耳の大きさは地域によって違います。オスは角を持ち、メスには通常角がありませんが、短い角がある場合もあります。
南アフリカのマラマラ保護区で2018年に行われた調査では、ダイカーを含む哺乳類の草食獣12種が、木本植物の少ない草地から密な低木林までの環境で記録されました。ダイカーは、木の葉や枝を主に食べる「ブラウザー」に分類されています。雨季と乾季に道路沿いの調査路を走り、植生の違いと動物の出現を比べました。雨季には33日、乾季には47日、決まった調査路を走って動物を数え、糞の調査でも同じ傾向を確かめました。
調査では、木本植物の被度が極端に低い場所と高い場所の両方で、草食獣群集の種数や個体数が少なく、中間的な被度の場所では多くなりました。これは群集全体の結果ですが、木立と草地が入り交じる景観が複数の食性の動物を支える様子を示します。ダイカーもその景観に暮らす草食獣の一員です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南アフリカのマラマラ保護区では、木本植物の多い場所と開けた場所の両端で草食獣群集の種数・個体数が少なく、中間的な植生では多くなりました。林と草地が入り交じる環境を保つことが、この調査地の草食獣全体に関わります。