ライオンは、メスや子どもを中心とした群れで暮らす大型のネコです。
メスたちは協力して獲物を捕らえ、群れの子どもを育てます。
ライオンの群れでは、メスたちが獲物を捕らえ、子どもの世話もします。生まれた群れに残るメスがいる一方、若いオスは群れを離れ、ほかのオスと行動することがあります。狩りだけでなく、誰と暮らし、誰と子を育てるかにも社会的な関係があります。野生の群れの観察は、こうした仲間どうしの行動を長い時間にわたって記録しています。
ボツワナ北部オカバンゴ・デルタ東パンハンドルの2014〜2016年の調査では、エアストリップ群のメス2頭が2015年1月ごろに産んだ仔6頭のうち、調査の終わりに亜成体まで育っていたのはメス2頭でした。クブ群では約3歳になったオス6頭のうち2頭が、生まれた群れを離れました。
同じ地域で2015〜2016年にGPSで追った5頭(オス3頭、メス2頭)では、ふだん一緒に行動していない個体同士は、行動範囲が重なっていても、近い場所を同じ時間帯に使うことはまれでした。一方、2016年6月からオス2頭が一緒に行動するようになりました。5頭とも、調査期間全体では村落の3km以内で過ごす時間が少なめでした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
生息地や獲物の減少、人との衝突が脅威です。家畜を守る方法を整えることは、家畜が襲われた後にライオンが殺される事態を減らす取り組みにつながります。