ニセアカハネシャコは南部アフリカの乾いた草地にすむ地上性の鳥です。首の側面から喉へ続く黒白の模様が目立ち、オスとメスの羽色は似ています。
オスとメスの羽色は似ています。灰褐色の背に淡い筋があり、首の横から喉へ黒白の帯が続き、胸や脇には赤褐色の斑があります。
ニセアカハネシャコのひなには、顔に何本もの線があります。頭の上には、赤みがかった茶色の幅広い部分があり、背中の中央にも太い帯が通っています。その両側には、より細く明るい線が並びます。小さな体の中でも、頭、顔、背中で模様の組み合わせが変わっています。
2018年に発表された研究は、博物館にあるひなの皮の標本の写真を主な資料として、羽の色や模様を比べました。顔や頭、背中などの特徴を八つに分け、シャコやキジの仲間を調べています。ニセアカハネシャコでは、顔に多くの線がありながら、頭の上には幅広い茶色の部分がある組み合わせが記録されました。
同じ研究のフタスジシャコなどのひなは、頭にも線が並び、白と黒がはっきりした模様を持っていました。ニセアカハネシャコの頭の上とは、模様の構成が違います。一方、顔に複数の線がある特徴は共通しています。近い仲間のひなたちの姿にも、共通する部分と違う部分が重なり、体の小さな場所ごとに多様さが現れています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南アフリカの分布調査を比べた2019年の研究では、この鳥の記録頻度が下がった地域と、上がった地域がありました。著者は、放牧によって草の高さや密度が変わることが、分布の違いに関わる可能性を挙げています。草地や低い木のある場所で、植物の広がり方と土地の利用を合わせて捉えることが、生息場所の保全に関わります。