ヨーロッパジシギは中型のシギで、北ヨーロッパからロシアにかけて繁殖し、冬は熱帯アフリカへ渡ります。
シギの仲間では中型の体格です。繁殖地では開けた草地や湿地を利用します。
スウェーデンとベラルーシの2か所で、オオジシギの求愛場所を21年間追跡しました。標識個体を翌年以降に再確認し、調査地で記録される見かけの生存率と、オスが同じ場所へ戻る割合を推定しています。オスとメスと地域ごとの違いを比べ、毎年使われる場所への定着も分析しました。
成鳥の年あたり見かけの生存率は、2地域の平均で約57%でした。オスが同じ求愛場所に戻る確率は約82%で、約18%は別の場所に移り、その動きは大きな求愛場所ほど少なくなりました。見かけの生存率は21年間安定していました。この数値には死亡だけでなく、調査地を離れて再確認できなかった個体も含まれます。メスの推定値はオスより高い傾向でしたが、差の幅は大きく明確な違いとはなりませんでした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
毎年使われる求愛場所を長期記録で確認し、周辺の繁殖環境を守ることが個体群の保全に役立ちます。