茶色の体に赤褐色の頭と首の上部が目立つシャクケイです。林の中層で家族群を作り、地上にも降ります。
体は一様な茶色で、頭と首の上部は赤褐色です。尾の外側の羽の半分ほども赤褐色で、脚は灰色。オスとメスの姿は似ています。
ズアカヒメシャクケイは、南アメリカ北西部の森林に暮らす鳥です。ペルー北西部のトゥンベスでは、木々に隠れた姿に加え、夜明け前の鳴き交わしが記録されました。暗い森の中でも、二羽の声が重なることで、そこに鳥がいることが分かります。声は、この鳥の生息を知る大切な記録にもなっています。
1988年七月二十七日、コトリナ近くの密な森林では、夜明けより早い午前五時十五分ごろに、二組の鳥が鳴き交わしていました。研究者たちは、知っているほかのヒメシャクケイの声に比べ、ゆっくりして低い声だと記しています。同じ日には、少し乾いたセロ・サン・カルロスの森でも、二羽連れが見られました。
別の観察では、1986年二月下旬に、道沿いで一日に四群まで声が聞かれました。季節や場所によって、声から分かる生息の様子も変わります。一方、この地域では狩猟された鳥も確認されていました。湿った森とやや乾いた森の記録を重ねることは、鳥が使う場所と、守るべき森林を知ることにつながります。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 危急(VU) · 世界
BirdLifeの世界評価は危急です。ペルー北西部とエクアドル南西部では森林の減少が保全上の課題です。トゥンベスの現地報告には、この鳥が狩猟された記録もあります。残された森林を保ち、生息状況と狩猟の影響を把握することが保全につながります。