コーカサス山脈の高い岩場にすむキジ類です。冬に厳しい天候となると、標高の低い場所へ移ることがあります。
全体に灰色がかり、顔と喉は白っぽく、脇には赤褐色と白の縞があります。
コーカサスセッケイは、コーカサス山脈に限って暮らす鳥です。森の上に広がる草地や岩の斜面を使い、季節によって山の中で高さを変えます。冬には低い方へ、子育ての後には高い方へ移ります。暮らしは、山の高さとその季節の環境に結びついています。
2019年の研究は、この鳥とコーカサスクロライチョウを対象に、気候や土地利用の変化が将来に与える影響を調べました。複数の気候予測を使った計算では、どの予測でも、両種に適した分布範囲は大きく縮む結果になりました。減り方の大きさは、使う予測によって違っていました。
高い山の環境に強く結びつくことや、地面で巣をつくることなども、研究では影響を受けやすさに関わる特徴として考えられました。すでに山の高い場所に暮らす鳥には、さらに上へ移れる広さが限られています。研究者たちは、個体群の状態や今後の変化を調べ、この山脈に暮らす鳥を守る計画を進めることを求めています。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念で、個体数は比較的安定しているとされています。過度の放牧による生息地の変化が課題です。将来の気候変化を扱う研究も踏まえ、草地や岩場を守り、数や分布の変化を継続して把握することが重要です。