カオグロナキシャクケイは、大西洋岸森林で木の上を中心に暮らし、果実を食べる鳥です。頭頂と翼の白斑、赤い喉が目立ちます。
体は黒っぽく、頭頂と翼の先に白い斑点があります。喉は赤く、くちばしは青白い色です。
カオグロナキシャクケイは、ブラジルなどの大西洋岸森林に暮らす鳥です。狩猟や森林の減少で数を減らし、施設で育てた鳥を戻す取組が進められています。戻したあとに自然の中でどのように相手を選び、巣を作るかを確かめることも、野生での暮らしを支える仕事の一つです。
サンパウロ州の保護地域で行われた調査では、放したつがいが木生シダに巣を作り、白い卵が二個確認されました。卵を温めたのはメスで、オスは近くで警戒する時間を多く使いました。2017年から翌年にかけての観察をまとめた研究は、求愛の動きや餌を渡す行動なども記録しています。
この巣では大雨のあとに抱卵が中断され、子育てには天候の影響も表れました。2025年には、別の分散先で見守りを続ける活動への支援が発表されています。森へ鳥を戻すことから、その先の巣や移動を追うことへ、保全は続きます。野生で世代を重ねる群れを残すことが、長期の取組の目標です。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 絶滅危惧(EN) · 世界
狩猟や生息地の減少が脅威です。保全施設で育てた鳥の再導入、放鳥後の行動や移動の記録、森林の保護などが進められています。野生で繁殖を続ける個体群を残すことが目標です。