アオノドナキシャクケイは、南米北部の森林にすむ大型のキジ目の鳥です。頭には長い羽冠があり、喉には青紫色の肉垂があります。
黒く光沢のある体に白い筋が入り、冠羽は細長く先が尖ります。喉の肉垂は三角形に垂れ、青から紫色です。
アオノドナキシャクケイは、アマゾンの川沿いの森林や、季節によって水につかる森林に暮らす鳥です。川の周囲には、この鳥が使う森と、人々が暮らしのために利用する森が重なっています。地域によって鳥の見つかり方に差があり、その背景を調べるため、森林の姿と狩猟の両方が研究されてきました。
ペルーのパカヤ・サミリア国立保護区で、1995〜1996年に行われた調査では、村の近くの強く狩猟される場所で、この鳥の密度が低くなっていました。三つの村で調べたホウカンチョウの仲間四種のうち、最も多く捕られていたのも、この種でした。川は鳥の生息地であると同時に、人が森へ入る道でもありました。
2004〜2005年の別の調査では、選択的に木を伐採する地域の中でも、狩猟の少ないマデリヤでこの鳥が確認されました。そこでは川沿いの森の面積が比較的小さくても、鳥が暮らしていました。食べ物やねぐらになる森林に加え、人がどのように森を利用するかも、この鳥の保全に関わっています。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。ペルーの複数の地域調査では、狩猟圧の強い場所で密度が低いことや、確認地点に差があることが報告されています。川沿いの森林を保ち、森林利用に伴う狩猟の影響を抑えることが保全上の課題です。