ヒメクロシャクケイは中米の山地林で暮らすシャクケイの仲間です。オスは黒く赤い喉の飾りをもち、果実を探して木の上を移動します。
成鳥のオスはつやのある黒色で、赤い脚・くちばし・喉の飾りが目立ちます。メスは褐色で赤褐色の横じまがあります。
ヒメクロシャクケイは、中米の山地林に暮らす鳥です。オスは黒く光る羽と赤い喉の飾りを持ち、メスは茶色のしま模様をしています。木の高い所を動き、果実や小さな動物を食べます。霧の多い森林や、マツとカシが混じる森も、この鳥の暮らす場所です。
繁殖期のオスは、木の上からよく響く口笛のような声を出します。枝から枝へ滑るように飛ぶときには、翼の羽を振動させて、ぱちぱちとした音も立てます。声と羽の音を交互に使うことが、オスの求愛や縄張りを巡る行動の一部になっています。森の上では、羽も音を生む道具です。
エルサルバドルのモンテクリスト国立公園で2005年に行われた調査では、少なくとも十六種の植物を食べることが記録されました。調査者は食べられた植物を集め、植物園の標本資料にも残しています。鳥の食事を調べることは、どんな植物が暮らしを支えているかを知る仕事です。農地化や狩猟の圧力がある中、食べ物を生む森林を残すことが保全につながります。
IUCNレッドリスト · 絶滅危惧(VU) · 世界
コーヒーやトウモロコシなどの農地への転換による森林の減少・劣化と、狩猟が脅威です。保全には、山地林と餌になる植物を残し、生息状況を調べることが重要です。