クロクビワシャコは、アンゴラ西部の高地にすむ地上性の鳥です。メスはオスより小さく、色も淡いと記されています。
上面はおもに褐色、下面は白っぽく、くちばしと脚は赤色です。胸の黒い帯と脇の黒い部分が目立ち、メスはオスより小さく色が淡いです。
クロクビワシャコは、アンゴラの高地に暮らす鳥です。モコ山では、山地林の落ち葉の上を歩く姿が見られます。山に点々と残る森やその縁が、この鳥の暮らしの場になっています。
2009年七月から八月、モコ山では十か所の森林のまとまりでクロクビワシャコが探されました。見つかったのは、そのうち七か所です。調べた森は細長い形のものが多く、研究者は森の縁を歩き、鳥の声や姿を確かめました。小さく分かれた森にも、この鳥のいる場所が複数残っていたのです。
当時、モコ山で面積〇・五ヘクタールを超える森林は三十か所あり、合計で約八十五ヘクタールと見積もられました。著者らは、調べた森での鳥の密度をもとに、山全体に少なくとも七十五つがいがいると推定しています。どの森に鳥がいるかという発見と、残る森の地図を重ねることで、保全すべき場所が具体的になりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
モコ山の2011年の原報は、森林を削る火災、薪や建材の採取、農地への転換を保全上の問題に挙げています。著者らは残る森林を含む保護地域を提案しました。クロクビワシャコの生息場所を守るには、山地に残る森林とその縁の環境が重要です。