マラヤカンムリセイランは、マレー半島中央部のタマンヌガラ周辺の森林にすむキジです。オスは長い白い冠羽と非常に長い尾をもちます。
オスは長く白い冠羽と非常に長い尾をもち、メスの冠羽は短く、上面には褐色の横斑があります。
マラヤカンムリセイランは、マレー半島の山の森にすむキジです。この鳥の「短い声」と呼ばれる鳴き声は、澄んだ笛のように聞こえます。音の高さが一定の始まりから、途中で細かく震え、終わりには再び安定します。一息で滑らかにつながる声が、森の中に響きます。
二〇二〇年の研究では、マレーシアの野生の鳥と、主にベトナムの動物園で暮らす近縁種の声が比べられました。ラボン山で二〇一八年と二〇一九年に録音された声も、音の変化を表す図に示されています。ベトナムの鳥の短い声は、鼻にかかったような、二つの音を強く発する声でした。
マレーシアの鳥の声は、それより低く、長く、滑らかでした。冠羽の形や色、体や尾の模様にも違いがあり、声と外見の両方が、二つを別種とする根拠になりました。長い尾の姿だけでなく、姿を見せずに響く声にも、離れた二つの地域で暮らす鳥の違いが表れています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2020年の研究は、マレーシアの個体群の大部分がタマンヌガラ国立公園内にいると報告しています。広い公園の境界を巡視し、捕獲から生息地を守ることが地域の保全に関わります。著者らは、鳴き声の特徴を詳しく知ることで、姿を見つけにくい本種の分布や数の調査を改善できると指摘しています。