タマフウズラは、後ろへ傾く房状の冠羽と、オスの顔にある白黒の模様が目を引く地上性の鳥です。低木や草に隠れ、地面で植物の根や種などを探します。
成鳥オスは、後ろへ傾く房状の冠羽と、白い顔に入る黒い三日月形の模様をもちます。翼の茶色い羽には、白い斑点が二つずつ並びます。
ホンジュラスのタマフウズラは、谷の周りの丘に広がる松林で、小さな群れを作って餌を探す姿が記録されています。地面に生えるランがある斜面では、土を掘り返して採食していました。食べかけの白い地下部が、掘られた地面の周りに残されていました。
1946年十月、イェグアレ川の谷で調査していた研究者は、丘の斜面で餌を食べる五羽に出会いました。周囲には地生ランが生え、約九メートル掛ける十二メートルの範囲が広く掘り返されていました。ランの地下部が食べかけの状態で散らばり、地中の食べ物を利用していた様子が残っていました。
その場で採集された一羽には、くちばしに厚く土が付いていました。記録した研究者は、脚に加えて、くちばしも土を掘るために使うらしいと考えました。松林の足元で、鳥は地面の下にあるランの地下部を餌として利用していたのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
中米のウズラ類を扱った保全報告では、本種の基本的な生態を調べる必要が挙げられています。どこに何羽すむのか、どのような場所で繁殖するのかを確かめることが、生息地の管理や保全を考える土台になります。