オーストラリアウズラは草地や作物の中で、つがいや小さな群れで過ごします。驚くとまず走り、追い立てられたときだけ短く飛びます。
頭と後頭部には灰色、茶色、黒の縦斑があり、上面は灰褐色にクリーム色や黒の斑が混じります。オスは胸の中央に不規則な黒斑があり、顔と喉は橙色です。メスには胸の黒斑がなく、顔はクリーム色で暗色のしまがあります。
オーストラリアウズラは、録音された仲間の声にも引き寄せられます。ビクトリア州西部の草地や農地では、オスの声を流す装置の近くへ鳥が集まる姿が見られました。草に隠れた小さな鳥の居場所を、声が変えることがあります。
2021年の野外実験では、声を流す装置と、同じ装置を置いて音を出さない場所を組み合わせて比べました。四十八時間後、声を流した側では、音を出さない側より鳥が見つかりやすくなりました。鳥は音源から三十メートル以内でも多く見つかり、装置の近くに集まっていました。
研究者は、オスの声そのものへの反応に加え、先に集まった鳥を見た別の鳥が続いた可能性も考えています。仲間の声と姿が、草地の中での集まり方に関わるという問いが生まれています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この実験を踏まえ、研究者は、鳥を集める装置が捕獲圧を強める可能性と、個体数を継続して把握する必要性を指摘しています。声への反応は、生息状況を調べる方法としても研究されています。