本項はシロミミキジのdrouynii亜種を扱います。オスとメスの羽色が同じで、標高の高い山地林にすむキジです。
drouynii亜種ではオスとメスの羽色が同じとされ、太く幅広いくちばしをもちます。
中国・四川省の稲城にすむシロミミキジは、林の地面を掘って餌を探します。木の下に低い植物が少ない場所でも、土を掘り返しながら採食します。この地域の林には、シロミミキジが掘り返した地面が広く見られました。
2003年一〜四月、稲城の寺院周辺で、山の斜面を二百メートル四方の区画に分けて調べる研究が行われました。全百七十二区画のうち、シロミミキジは五十六区画で確認されました。研究者は、鳥が見つかった区画と見つからなかった区画で、水場までの距離や木の高さ、茂みの広がりを比べました。
分析では、水場に近く、低木が地面を広く覆う場所ほど、本種が見つかりやすい傾向がありました。研究者は、地中の餌を掘れることが、下草の少ない林でも暮らせる理由の一つだと考えました。冬のすみかには、地面の下の餌と、その周りの水や茂みが関わっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2005年のこの地域の研究は、薪を集めるための伐採が増えると、生息する林が傷む可能性を挙げています。研究者は、薪の採取を管理し、電気など別のエネルギーも使って、林への負担を減らすことを提案しました。