ミミキジは中国東北部の山地の森林にすむ大型のキジです。根や球根などの植物を食べます。
暗褐色の体に黒い頭頂部と赤い顔の皮膚があり、目の後ろから長い白い羽が伸びます。
ミミキジは、中国だけに自然分布する森林の鳥です。顔の横には白い羽が長く伸び、耳のように見えます。針葉樹林や、広葉樹と針葉樹が混じる森で繁殖し、冬には南向きの斜面にある林のふちの茂みも利用します。山の中で、季節に応じた場所を使って暮らしています。
北京の野生動物救護繁殖施設では、2014年の四〜六月と十月に、飼育するオスとメス一羽ずつの行動が撮影されました。2015年に発表された研究では、春から初夏の十五日分と、十月の十五日分を使い、食べる、移動する、休む、周りを警戒する時間を比べています。
産卵が続いた春から初夏には、メスが食べ物や水をとる時間は、観察時間の約三十二%でした。同じ時期のオスは約六%で、移動する時間が多くなっています。十月にはオスの採食が約二十四%、メスが約二十九%となり、二羽の差は小さくなりました。一組の鳥の記録にも、季節とともに変わる一日の配分が表れていました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
2024年のIUCN世界評価は低懸念とし、数の動向は安定としています。森林の回復が好影響をもたらしたと考えられる一方、小五台山では観光による干渉に結び付けられた局地的な減少が報告されています。生息地の回復と保護区での保全を続け、地域ごとの数の動向を継続して調べることが提案されています。