米国魚類野生生物局の2024年告示は、シラホウカンチョウをペルー中部の固有種とし、標高1,100〜1,500mの雲霧林に定住し、セロス・デル・シラ山地だけで知られると説明します。
告示は両種を体長83〜94cm、体重約3.6kgの大型の鳥とし、鮮やかな赤いくちばしと淡い青色の頭の突起(casque)を共通の特徴として記載します。
シラホウカンチョウの成鳥は、赤いくちばしと青い頭のこぶが目立つ鳥です。ペルーのシラ山地の森に暮らし、地面近くに設置したカメラが、その日常の姿を捉えています。山の斜面に残る森林で、人がそばにいない時間にも、鳥たちは歩き、成鳥の後を若鳥がついていく姿もありました。
2015年六月十九日の映像には、成鳥の後を若鳥がついていく姿が写りました。若鳥の頭には、成鳥のようにはっきりした青いこぶがありません。森を歩く成鳥と若鳥の記録が、幼い時期の姿を伝えています。同じ調査では、一般的な黒い羽の個体のほか、褐色のしま模様を持つ珍しい型も撮影されました。
この年の三月から九月にかけて、鳥を調べる十九台のカメラで、時間を区切って数えた十九件の撮影記録が得られました。撮影地点は標高千百五十〜千五百メートルにありました。山に沿って記録を集める調査は、姿の違いや子育ての場面とともに、鳥が暮らす森林の位置を明らかにしています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
シラ山地の限られた森林に暮らし、狩猟と生息地の破壊が保全上の脅威です。2017年の研究では、鳥が撮影された標高帯で人の活動も記録されました。鳥の生息場所と、人が森林を利用する場所の重なりを把握することが、保全に関わっています。