ミナミカブトホウカンチョウはボリビア中部の森林にすむ大型の鳥です。赤いくちばしの上に青灰色の角状の突起があり、果実を食べます。
光沢のある黒い羽毛に、白い腹と尾の下側が対比します。赤いくちばしの根元には青灰色の角状の突起があります。
ミナミカブトホウカンチョウは、ボリビアのアンデス東側にある、湿った山麓の森林に暮らします。頭に角のような突起があり、森林に低い声をひびかせる大型の鳥です。アンボロ国立公園では、1987年から1990年にかけて、野生での暮らしを調べる観察が続けられました。
調査で見つかった一つの巣は、地上約五メートルの木の枝分かれにありました。直径約三十センチの鉢のような形で、中には卵が一個ありました。周囲は川や流れに囲まれた小さな木立です。九日間の観察では、メスが一羽で卵を温め、夜のうちに巣を離れて、夜明けごろに戻る様子が記録されました。
午前中のメスは、巣で静かに過ごしていました。午後になると羽づくろいが増え、近くの新しい葉を巣に加えたり、枯れ葉や小枝を並べ直したりしました。卵を温めるあいだも、巣の手入れは続きます。声を聞いて探す調査に、木の上での細かな行動の記録が加わり、この鳥の子育ての一場面が明らかになりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
森林の減少と狩猟が大きな保全上の課題です。BirdLifeの2025年の評価見直しでは、保護区の中でも農地の拡大や狩猟が続くことが報告されました。各地の鳥の数や生息地の状態を調べ、地域の人々と森林を守る取り組みが必要とされています。