インド半島の草地に暮らすウズラで、オスの白い眉線と喉、赤いくちばしと脚が目印です。朝夕には小群で採食することがあります。
くちばしと脚は赤く、オスは暗い羽色の中に白い眉線と喉が目立ちます。
サイシキヤブウズラは、インド半島の丘陵や、草と低い茂みのある場所に暮らします。巣は地面の浅いくぼみで、茂みや草の株の根元に作り、ときには草を少し敷きます。地面と植物の根元が、卵を置く小さな空間になります。
マドラス政府博物館が1979年に刊行した卵と巣の目録には、この鳥の卵一個が記録されています。長さ二十九ミリ、幅二十二ミリの標本です。同じページの解説は、卵を片方の端が細い長い楕円形で、表面に少しつやがあり、斑点のない淡い色と記しています。
解説にある色の幅は、クリーム色がかった黄褐色から、ごく淡い茶色までです。草の陰にある浅い巣と、その中に並ぶ淡い卵という、地面で営まれる繁殖の姿が記録に残されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この鳥が記録されたニルギリのバイソン湿地では、2007年を最終評価年とする重要生物多様性地域の資料が、自然の森や草地から外来樹木の植林地への転換を問題に挙げています。残る草地の火災や密猟も地域の課題です。自然の生息地の悪化を止め、保護する範囲を広げることが提案されています。