ヤマウズラ(Daurian Partridge)は中国の乾いた草地や畑地で暮らす地上性の鳥です。冬は群れで過ごし、オスには季節で変わる顔の模様があります。
丸みのある体と短い尾を持ちます。オスには秋から冬にかけて橙色のあごひげ状の模様が見られます。
ヤマウズラは、草地や畑、その周りの茂みを使って暮らす地上性の鳥です。ロシア沿海地方のハンカ湖周辺では、冬に群れになり、畑の縁の低木や草、まばらな林を利用します。暖かく雪の少ない冬には、その地域にとどまったり、雪の浅い場所を探して短い移動をしたりします。
一九六七〜六八年の冬は、雪が多く寒い冬でした。一九六八年二月四日、研究者はハンカ湖岸から三百〜四百メートルほど離れた、耕された田んぼで十二〜十五羽の群れに出会っています。雪の上の足跡からは、四〜五羽ずつが体を寄せ合って移動していた様子が読み取られました。
鳥たちは、水路の底にある土のかたまりの間のくぼみに座っていました。また、この地域で採集された鳥からは、食べた米粒も見つかりました。雪に覆われた農地でも、地面のわずかな起伏が休む場所となり、米が食べ物になっていたことが、当時の観察と採集資料に残されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
沿海地方の東部亜種を扱った2016年の報告は、農地開発による生息地の変化と、雪の多い厳しい冬の餌不足を地域の保全上の課題に挙げています。畑の周りの草地や茂み、冬に餌を探せる場所を残し、季節ごとの分布を調べることが重要です。野外調査と住民への聞き取りを合わせる方法も、この地域の状況把握に使われました。