ハゲガオホウカンチョウは、顔に黒い羽のない部分と巻いた冠羽があるホウカンチョウです。果実や種子などを食べ、地面で採食します。
オスは黒い体と白い腹、黄色いくちばしをもちます。メスは赤茶色で横じまがあり、オスとメスとも顔に羽のない黒い部分と巻いた冠羽があります。
ハゲガオホウカンチョウは、ブラジルやアルゼンチンなどの森林に暮らす大型の鳥です。地面で果実などを食べ、木の上に巣を作ります。アルゼンチンの保全団体は、果実を食べて種子を運ぶこの鳥を、森の回復にも関わる動物として紹介しています。川沿いに続く森も、食事と移動の場所になっています。
イベラでの再導入では、2019年にブラジルから来た鳥が、環境に慣れる期間を経て放されました。2021年には、この取組で初めて三羽のヒナがかえりました。ヒナは早く巣を離れましたが、その後も数週間は親のそばで過ごしました。巣から出たあとの成長も、親子の暮らしの一部です。
一方、次の繁殖期にはヒナの多くが野生のネコに食べられ、育ったヒナが残らない年もありました。2022年の山火事では、飼育区画の鳥を別の施設へ避難させています。再導入後の記録には、誕生とともに、捕食や火災への対応も刻まれています。鳥の帰還を支える仕事は、放したあとの季節にも続きます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
狩猟や森林の破壊・分断が脅威です。アルゼンチンのイベラでは、環境に慣らした鳥の再導入と、その後の繁殖の見守りが行われてきました。森林を守ることに加え、火災への対応も保全活動に含まれます。