フタスジシャコは、東部から南部アフリカの草地の多い疎林や岩場で暮らすシャコです。白い喉と胸の赤褐色の斑、白黒の腹模様が識別点です。
喉は白く黒い縁取りがあり、胸と脇には赤褐色の筋、腹には白黒の横縞があります。飛ぶと翼の先端部分が赤みを帯びて見えます。
フタスジシャコは、木々のある風景の中でも、草地が交じる場所を使う鳥です。南アフリカでは、林の間に草の広がる場所で記録されています。草と木が細かく組み合わさる土地は、この鳥の暮らしの場です。森や草原という大きな区分の内側にも、鳥が使う場所の違いがあります。
2019年に発表された研究では、南部アフリカの二つの鳥類分布調査の記録が比べられました。最初の調査は主に1987年から1991年、次の調査は2007年から続くものです。2017年五月までの地図を使い、フタスジシャコが観察記録に登場する割合の変化と、土地を覆う植物の種類が重ねられました。
ムプマランガ州の一部では、記録の割合が下がった地域に、植林地や密な木立が多くありました。一方、クワズール・ナタール州西部には、割合が大きく上がった地域があり、草地を中心に木立や農地などが交じっていました。同じ鳥でも、土地ごとに違う変化が現れています。木と草の組み合わせが、地域の記録を読む手がかりになりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南アフリカの分布調査は、フタスジシャコの記録と、木立の間に残る草地との関係を示しています。植林地や密な木立が多い地域と、草地が交じる地域で、記録の変化にも違いがありました。地域の保全では、草地と木立の組み合わせや、土地の利用が変わる様子を捉えることが、生息場所を把握する資料になります。