アオヒメウズラは、湿った草地や湿地の縁で暮らす小型のウズラです。オスは青灰色、メスは橙褐色で、警戒すると飛ぶより走って逃げることがあります。
成鳥オスは頭から胸が青灰色で、脇は赤褐色に青灰色の縞が入ります。メスは橙色がかった淡褐色の顔と脇をもち、下面に黒っぽい横じまがあります。
アオヒメウズラは、ジンバブエでは季節的に湿る草地や、浅く水のたまる草原に現れます。雨の多い年には、乾季になってからも残る鳥がいます。川や湿地に接した草の茂みだけでなく、耕作地でも姿が見られ、雨で変わる草原の中に暮らします。
南部アフリカの最初の鳥類分布調査では、1987〜91年に集まった本種の記録は九件で、八つの地図区画に分かれていました。いずれもジンバブエ北東部の記録です。アフリカ全体では広く分布する鳥が、この調査では限られた地域で見つかっていました。
それ以前の1981年には、雨の多かった夏を経た十一月、ジンバブエのチェグトゥ近くの小麦畑で、最大二十羽が見つかっています。この記録をまとめた研究者は、南へ広がる雨の多い気候と、本種の出現が関わる可能性を挙げました。湿った年の畑にも、この小さなウズラの居場所がありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
BirdLife South Africaの2025年の地域評価は、南アフリカでの記録の少なさと湿地の悪化との関係を課題に挙げています。見つかった場所を記録し、生息状況を追うことが提案されています。雨量による出現の変化と、草地・湿地そのものの変化を把握することが手がかりです。