カメルーン山だけに分布するヤマシャコです。オスは背が褐色で下面は灰色、メスには細かな横斑があります。
オスは褐色の背と灰色の下面を持ち、くちばし、目の周り、脚は赤色です。メスは体に細かな横斑があります。
カメルーンヤマシャコは、カメルーン山だけにすむ鳥です。森の中でも、下草がよく茂る場所を使います。大きな木の下には、低い草や茂みが重なっています。この山の森は、木の高い所から地面の近くまで、いくつもの層を持っています。地面に近い層で暮らすこの鳥も、そんな森の一員です。
2024年に発表された研究は、山の南側と南西側にある二百四十か所を対象にしました。2016年と2021年の七月、2022年の二月と七月に、姿や声が確かめられています。鳥が見つかる場所には、アフリカンチェリーという木がある傾向がありました。森の木の分布と、地面近くの鳥の分布が重なっています。
一方、人の活動による脅威がある場所では、鳥が見つかりにくくなっていました。調べた場所では、わながある地点に鳥の集まりが記録されていません。木や下草がつくる暮らしの場と、鳥を捕らえるためのわな。同じ森の中にある二つの要素が、この鳥の居場所と異なる形で結び付いていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カメルーン山の研究では、農地の拡大、密猟、人が起こす火災が、この鳥の生息環境への脅威に挙げられています。アフリカンチェリーは薬に使う樹皮の採取対象でもあります。限られた山の森を保つことと、捕獲や森林資源の利用を抑えることが、この鳥の保全に関わります。