エチオピアやソマリアの高地にすむシャコの仲間です。赤いくちばしと脚を持ち、亜種によって首や顔の模様が異なります。
成鳥の名義亜種では、栗色の首と黒い顔の模様、赤いくちばしと脚が目立ちます。別亜種は模様が異なり、顔の黒が薄いものもあります。
チャエリシャコは、エチオピアの高地で、地面を歩いて食べ物を探す鳥です。バレ山地では、低木の茂る環境に暮らします。高い木だけでなく、その下や周りに生える低い草木も、この鳥が過ごす山の風景の一部です。
バレ山地北部の六つの森林を扱った2017年の論文では、2009年と2012年に鳥が数えられました。三つは保護された森、三つは放牧や伐採など人の利用が多い森です。チャエリシャコは両方で見つかり、表にまとめられた数は、保護された森で延べ百四十一羽、人の利用が多い森で延べ百六羽でした。
人の利用が多い森は、木が少なく、低木が多いという違いもありました。著者らは、鳥全体の種類や数と、森林に強く結びつく鳥の数では、森の使われ方への反応が異なると報告しています。チャエリシャコも含め、どの鳥がどの環境にいるかを重ねることで、人の暮らしと接する山地の鳥の姿が具体的になりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
バレ山地の研究は、保護地域の外の森林にも鳥の保全上の価値がある一方、森林に強く結びつく鳥には、よく残された森林が重要だとしています。チャエリシャコが見つかった保護林と、人の利用がある森林の両方を把握することは、地域の生息場所を考える基礎になります。