サハラ以南アフリカに分布するシャコで、草地や乾いた低木地などで暮らします。群れで見られることがあり、種や木の実だけでなく虫や貝の仲間も食べます。
体長は32〜35cmです。
ヒゲシャコは、アフリカの草地や木のある場所、農地などを使う鳥です。エチオピア南西部のアルジョ・ディデッサ川の谷では、農地、森林、草地、川沿いの環境で姿が見つかっています。木が多い所から開けた場所まで、谷の中にある複数の環境が、この鳥の暮らしに関わっています。
この谷では、2018年一月から2020年十二月にかけて、乾季と雨季の鳥が調べられました。ヒゲシャコは、一羽から十三羽までの集まりで記録されています。農地や森林だけでなく、草地と川沿いでも、季節ごとに鳥の姿がありました。谷を一つの環境としてまとめるだけでは見えない、利用場所の広がりです。
同じ調査には、ホロホロチョウとイシシャコも登場します。ホロホロチョウも四つの環境で記録された一方、もう一種は森林だけで見つかりました。同じ谷の地面で暮らす鳥でも、使う環境の幅に違いがあります。ヒゲシャコの記録は、農地や草地、木々のある場所が組み合わさった風景の中で、鳥ごとの居場所を捉えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アルジョ・ディデッサ川の谷の研究では、生息地の減少や農業の集約化、火入れ、まきの採取、農薬などが、キジ目の鳥の保全上の課題に挙げられました。狩猟や卵の採集も報告されています。複数の環境を使うヒゲシャコでは、谷の風景全体と、人の利用の状況を合わせて捉えることが重要です。