ハイナンコクジャクは海南島の山地林に限られるキジの仲間です。オスの翼や尾には金属光沢の青緑色の帯と目玉状の斑点があり、地上で昆虫やミミズを探します。
オスの翼には金属光沢の青緑色の帯と、紫色で白い縁取りのある目玉状斑があります。メスも似た配色ですが、より暗く斑点が目立ちにくいとされます。
海南島の尖峰嶺では、ハイナンコクジャクは明け方と夕暮れに活発に動きます。同じ森にすむハッカンの海南島の亜種は、より日中に活動する姿が見られます。地面で暮らすキジの仲間同士でも、よく動く時間帯には違いがあります。
2020年十一月から2021年十月まで、尖峰嶺の森に百二十五台のカメラを置く調査が行われました。写真や動画の時刻を使い、雨の多い季節と乾いた季節に分けて、二種類の鳥の活動を比べています。ハイナンコクジャクの記録には、どちらの季節にも朝夕二つの山が見られました。
二種類の活動時間の重なりは、乾いた季節より雨の多い季節の方が小さくなりました。研究者は、時間の使い分けが同じ森で暮らす手がかりになると考えています。また、乾いた季節には、ハイナンコクジャクは水場に近い場所ほど生息しやすいと推定されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2026年に発表されたこの研究では、人の活動の影響が特に大きい場所で、ハイナンコクジャクの生息する可能性が低く推定されました。研究者は、水場を含む中心的な生息地を保護し、周囲の人の活動を抑え、森林のつながりを維持することを提案しています。