カッショクコクジャクはベトナム南部とカンボジア東部の森林にすむキジ類です。オスの羽には青緑色の目玉模様があり、林床で採食します。
オスは暗褐色の羽に青緑色の目玉模様をもち、顔には暗い赤色の裸出部があります。メスはより小型です。
カッショクコクジャクは、ベトナム南部やカンボジア東部などの森林に暮らします。オスの暗い羽には青緑色の目玉模様が並び、顔には赤い肌が出ています。常緑の森や半ば落葉する森、竹が茂る場所にも生息し、低地から山地にかけて分布する鳥です。
1971年の論文は、1969年一〜六月に米国カリフォルニアの動物園や個人飼育施設で調べた、キジの仲間の求愛を記録しています。研究者は食べ物を与え、オスからメスへ渡す行動などを観察しました。カッショクコクジャクでは二組が調べられ、オスはメスが受け取るまで食べ物をくちばしに持っていました。
この飼育下の記録では、一月中旬には盛んな求愛が見られました。卵を取り上げる管理のもとで産卵は五月まで続き、そのころにはオスの求愛は少なくなっています。目玉模様の羽を見せる動きに加え、小さな食べ物を相手へ渡す動きも、この鳥の求愛に組み込まれていました。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
2023年のIUCN世界評価は危急とし、数の動向を減少としています。低地の森林が農地へ変わることや、狩猟、とくにわなによる捕獲が脅威です。生息に適した森の保護を広げ、銃やわなによる違法な捕獲を抑えることが提案されています。小さく分かれた森林にも鳥が残っているか、分布や数を詳しく調べることも課題です。