アオオビコクジャクは主に茶色く、オスの尾羽の縁は青緑色に光ります。つがいで林床の落ち葉を探り、果実や無脊椎動物を食べます。
体は主に茶色で、オスの尾羽の縁は青緑色に光ります。頭に目立つ羽冠はなく、尾羽にクジャクのような眼状斑もありません。
アオオビコクジャクは、スマトラの山の森に暮らす鳥です。西部のタラマウ山では、標高八百〜千八百五十メートルの森にすみ、オスが声を出します。山の中腹には大きな木が残る森があり、高い場所へ進むと木の高さが低くなり、コケや木に着く植物が増えていきます。
二〇一八年三月のタラマウ山の調査では、一日に最大五羽のオスの声が聞こえました。二〇二〇年の報告には、二つの録音の番号も残されています。調査者がこの種を確かめたのは、鳴いているオスの声によってでした。姿を見せない鳥も、声を通して、山の森にいることを伝えていました。
南部のブキット・バリサン・スラタン国立公園では、トラの調査に使った自動撮影カメラにも、この鳥が写りました。二〇〇五年の報告がまとめた写真は六枚で、撮影の間隔などから五回の記録に整理されています。声で確かめた西部の森と、写真に残った南部の森。違う方法で、この鳥のすみかが少しずつ分かってきました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タラマウ山の二〇一八年の調査では、本種を含む大型の鳥や哺乳類が、標高約千メートルより上の古い森に残っていました。二〇二〇年の原著は、この山などの調査地をスマトラの動植物の保全に重要な場所とし、生息地の消失、過剰な狩猟、野生動物の取引への懸念を挙げています。本種の声が聞こえる山の森を保ち、各地で生息状況を調べ続けることが課題です。