ボルネオ島の丘陵や山地の森に暮らすシャコの仲間です。赤い頭と胸が目立ち、オスとメスでは体のほかの部分の色が異なります。
頭部と胸、腹の一部は深紅色です。オスのほかの部分は黒褐色で、メスはオリーブ褐色です。
アカガシラシャコは、ボルネオ島だけに暮らす鳥です。頭や胸の鮮やかな赤色が目立ち、山地の森を使います。地面で食べ物を探す鳥で、キナバル山では、道の端に積もった落ち葉を足でかき分ける姿が観察されています。落ち葉の下が、食べ物を探す場所になっています。
2014年から2015年のキナバル山の調査では、早朝の七時から九時に鳴き声が集中しました。昼に向かうにつれて鳴く頻度は下がり、夕方には再び少し増えています。姿が見つかることも朝に多く、森の地面で暮らす鳥の日々の動きが、声と目撃の記録の両方に表れました。
同じ山には、別の種類のシャコも暮らしています。比較では、アカガシラシャコは標高千五百から千七百メートルの森によく記録され、もう一方はやや高い森を多く使いました。重なり合う森の中にも、鳥ごとの使い方の違いがあります。同じ山の森林の中でも、鳥ごとに利用する場所の広がりが違います。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。キナバル山の研究は、保護区の外も含めた森林の状態や狩猟の影響を調べる必要を挙げています。公園内でも、わな猟が時折起きると報告されました。山地の森林を残すことと、野生の鳥を捕らえる圧力を把握することが保全上の課題です。