ベニキジは、短い尾を持つずんぐりしたキジで、羽色は灰緑色から鮮やかな赤色まで幅があります。日中は群れで餌を探します。
丸みのある体と短い尾を持ち、羽色には灰緑色から明るい赤色まで幅があります。赤い目の周囲には黒い縁取りのある裸の皮膚が見えます。
ベニキジは、山の森でコケを食べる鳥です。小さな葉が密に重なるコケの仲間を口にし、コケ以外の植物も食べます。中国の蓮花山の森では、季節を通してコケが食事の大事な部分を占めています。森の足元に広がる緑は、この鳥にとって身近な食べ物でもあります。
甘粛省の蓮花山自然保護区では、二〇一一年四月〜二〇一三年十月に、野生のベニキジの新鮮なふん百四十九点が集められました。研究者は、水でほぐしたふんを顕微鏡で調べ、植物の細胞の形から、コケとそれ以外の植物を分けました。コケの仲間は、さらに十一の科に分類されました。
ふんに残った植物のうち、コケの割合は夏に低く、春、秋、冬に高くなっていました。また、よく見つかるコケの仲間の割合や、葉の細胞が消化された様子にも季節の違いがありました。季節が巡る山の森で、コケの食べ方にも変化が表れています。目立たない小さな植物が、ベニキジの暮らしを支える一面が見えます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ベニキジの保全資料では、放牧、狩猟、植物の採取や伐採などが、生息地や鳥に関わる脅威として挙げられています。生息場所とその資源の保護、地域の人たちへの普及活動が保全策に含まれます。ネパールでは、将来に向けた森林などの回復や捕獲の管理も課題とされています。餌となる植物を含め、山の森の環境を保つことが大切です。