インドネシア固有の野鶏です。オスの光沢ある濃緑色と、メスの褐色の羽色が対照的です。
オスは光沢のある濃緑色で、桃紫色のとさか、赤と金色の肉垂が目立ちます。メスは黒い斑や縞のある淡い褐色です。
アオエリヤケイは、インドネシアの島々に暮らす鳥です。バリ島西部の国立公園では、雨季と乾季のある森と、草の広がるサバンナの両方を利用します。森の中でも草や低い茂みのある開けた場所に姿があり、サバンナでは砂地や草、茂みのある環境を使います。
2011年七月から九月の調査では、タンジュンゲラップの森とプラパットアグンのサバンナで、鳥の一日の行動が観察されました。活動は朝五時半から夕方六時半に及び、食べる、水を飲む、眠る、休む、移動する、鳴くという行動が記録されています。観察された行動の割合では、休息が最も大きく、移動が最も小さくなっていました。
二つの環境を比べると、行動が起こる頻度には差が見られず、それぞれに費やす時間には違いがありました。同じ種類の行動を続けながら、その長さを変える暮らしです。研究者は、この時間の使い方を、生息環境に合わせて必要を満たす行動の工夫として捉えています。森と草原にまたがる生活は、一日の過ごし方にも表れています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2012年のバリ島の研究は、アオエリヤケイが、飼育鳥のブキサールを作るためのオス親として利用され、野生からの捕獲が保全上の問題になると記しています。森やサバンナでの行動を知ることに加え、繁殖用に野生の鳥が持ち出される状況を把握することが課題です。