ハイイロヤケイはインド半島の森林ややぶにすむキジの仲間です。羽色や脚の色にはオスとメスのちがいがあり、オスには季節による羽衣の変化もあります。
オスは灰色の縞模様と金属光沢のある黒い鎌形の尾を持ちます。メスは胸が白く、羽の縁が黒いためうろこ模様に見えます。オスの脚は赤く、メスの脚は黄色です。
ハイイロヤケイは、インド半島に暮らす野生のニワトリの仲間です。南インドの森林では、一羽や少数の仲間で地面を歩く姿が見られます。カラカド・ムンダントゥライの2007年秋の観察では、最も大きな集まりでも三羽でした。
この鳥と身近なニワトリのつながりは、皮膚の色を調べた2008年の研究からも見えてきました。研究者は、黄色い皮膚と白い皮膚を持つニワトリや、数種の野生のヤケイの遺伝情報を比較しました。黄色い皮膚のニワトリには、ハイイロヤケイのものとよく似た遺伝情報がありました。
その部分は、食べ物から得た黄色い色素を、皮膚で分解する働きに関わります。ニワトリの黄色い型では皮膚での働きが弱く、色素が残ります。研究者は、過去の交雑を通して、ハイイロヤケイに由来する性質がニワトリに入った可能性が高いと考えました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2012年の野外調査報告は、保護区の中でも生息数が十分に追跡されていないことを挙げ、生息状況や利用する環境を調べる必要を伝えています。森の種類によって鳥の見つけやすさも変わるため、同じ方法で継続して調べることが、生息状況を把握する手がかりになります。